撮りたいものはなんだろう
初めてデジタル一眼レフを触ったのは
2012年の12月。
eos kissx5というキャノンのエントリー機だった。
18-55㎜ F3.5-5.6 ISのキットレンズでライブ写真を主に撮っていた。
爆音系ジャズバーで、津軽三味線とギターと流しのフリースタイルのラッパーとジャズドラマーという編成の素敵なライブだった。
全てモノクロームのハイコントラストに仕上げて、デジタル現像した。
今、見返しても、我ながらよく撮れていると思ってる。
むしろ、今はもう撮れないとさえ思う出来。
それから、実家で、シグマのフィルム用の望遠レンズを見つけ、
クモリはあったが、ちゃんと撮れるので、それでライブ撮影をしていた。
趣味でやっていた写真が高じて、現在では知り合い限定ではあるけど、写真の仕事をいただけるようになったけど、
写真をはじめた頃から、変わらないことがある。
それは、なにをどう撮りたいかが、未だ答えが出ていない。
花を撮り、人を撮り、鳥を撮り、ビルを撮り、四季を撮り、街並みを撮り
わからない。そして、どうしてもファインダーの外側が気になってしまう。
ファインダーの内側より、写らない外側の方が美しい気がするのだ。
だから、撮るときは両目を開けている事が自然と多くなった。