ぬるぬるとした描写のオールドレンズ
この前、ライカのNoctilux-M 50mm f0.95の作例をみていたところ、
Ai Nikkor 55mm f1.2 の描写と似たものを感じ。
これ、ニッコールでも似たようなの撮れるんじゃね?
と、思いスナップ撮りにいった。
今回はモノクロ画をメインとして、Jpeg撮って出しでノクティンに近づけるように
ピクチャーコントロールをいろいろと微調整。
Nikonpcというピクコンのプリセットを配布してるサイトで
コダックT-MAX400のモードがあり、そちらを利用。
→ Nikon Picture Control Editor
そこから明瞭度と輪郭協調などをちょこっと弄り、
ISO感度は最大2000までのオートで絞り優先。低速下限は1/100ぐらいまで
絞りはほぼ1.2の開放か1.4、もしくは2.8ぐらいまでで行った。
結果として、ノクティンに近づけたかは分からないけど、
中々に面白いモノクロ路上スナップになったと思う。
F値が明るい1.2クラスのレンズはマニュアルフォーカスが難しいとされているけど、
AI 55mmは、慣れたら結構しっとりとピンを合わせられる。
フォーカスエイドとライブビューを使い、スナップなら置きピンとかしても良い。
ジャスピンしなくても、被写体近くの面にピントが寄っていて、
背景と少し距離があれば、ふわっと被写体が浮かび上がるので
写真としてはちゃんと破綻しない写りになる。
ただピン外は、もちろん、ジャスピン成功をある程度できるようになった上で
写真として許容できる範囲での外し方を自分の感覚でわかっていたほうが良い。
モノクロスナップと言うと、主なイメージとして、
あるいはピンボケ、もしくは被写体ブレだが、それを補って
ハイコントラストであえてのノイジー
なんていうのが僕の場合浮かび上がる。
好きなんだけど、誰もがそれをまねていて、いくら良い写真でもぱっと見じゃ差別化ができない。
つるんと滑るようなモノクロどうだろうか。
なんてことを考えていた時、なんともなしにノクティンf0.95の作例と
ライカモノクロームの作例を見たときに
あ、これやてみよう
と思い立ったわけである。
D750で今回は行ったが、
ぜひ、フジのX-Pro2などでもやってみたい。
ニッコールレンズがフジのXマウントにつけられ、
尚且つ、APS-Cでもフルサイズの画角で使え、
さらにF値までもが一段明るくなるという
レデューサー付きのマウントアダプタがあるので、
間違いなく夢が広がりんぐである。